第1回応募作品
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応募期間:2016年11月9日〜2017年1月17日
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審員員:The EFFECTOR BOOK編集部、MASF Pedals、エンドウ.(GEEKS/BLACKEND)、Ovaltone、KORG Nutube開発チーム
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スペシャル・ゲスト・ミュージシャン:和嶋慎治(人間椅子)
最優秀賞
NuTuber
独立2チャンネルのドライブ・ペダル。電源電圧を可変式にするというアイデアは、普通の真空管ではなかなか難しく、Nutubeならではの特徴を存分に活かしている。音色のバランスも良く、ケースの仕上げも美しい作品。
エンドウ.
全員が認めた完成度の高すぎる万能ドライブペダル。電源電圧を可変式にするというアイデアも普通の真空管ではなかなか難しいのでNutubeならではのもの。YouTuberをもじっている機種名はちょっと恥ずかしいけれど、これは1台欲しい。欲しい!
Ovaltone
すぐ実戦で使えるような完成度の高さが素晴らしかったです。Variacが良かったです。
MASF
サウンド、デザイン、作り、全てが高クオリティ。製作者の耳の良さを感じました。サクセスしそうな名前は伊達じゃない。
コルグ
電源電圧による可変は、他の真空管では簡単にできないオリジナルな発想で大変良かったです。音色のバランスもよく、仕上げもきれいですね!
優秀賞
Nubrighter14
「Nutubeの特徴を活かし、豊かな音色をストレートに表現する」ことをコンセプトに製作。スライダーによるコントロールもエフェクターとしては新鮮。左右逆位相のミックスした回路でマイクロフォニック・ノイズを大幅に減らす発想も素晴らしい一台。
エンドウ.
まず見た目が最高。すべてのコントロールがスライダーになっており、3Dプリンター?で作られた独特のハコが怪しげ。音は結構普通でしたが、低音Volの効きが凄い気持ちよくて試しにベースにつないだらかなり良かったです。回路図をよく見たらなかなか面白く、逆位相同士をぶつけてマイクロフォニック・ノイズを大幅に減らすなど、とても面白い1台。
Ovaltone
スライドバーのルックスが目を引きますが、工夫のある設計や質実剛健なサウンドが素晴らしいと思いました。
MASF
見た目一番好きです。Nutubeで何かできないか?という前向きな回路で制作意欲を感じる。音も最高でした。
コルグ
定電流駆動の回路で左右逆位相のMIXの回路の発送は素晴らしいです。スライダーによるコントロールもエフェクターには新鮮でいいですね。
優秀賞
NT-01(Nutube Tremolo 01)
昔のチューブ・アンプに付いていた、バイアス制御のトレモロを再現することをコンセプトに設計された一台。揺れるスピードとリンクしたフィラメントの明滅が、Nutubeならではの演出が光る一品。
エンドウ.
応募の少なかった空間系。とても気持ちのいいトレモロで、揺れるスピードとリンクしたフィラメントの明滅が非常に良い。普通の真空管のヒーターの明かりではこれはできないので、Nutubeならではの演出。かなり深いトレモロまでこなすので、一同が「もっとスピードが欲しい!」と叫びました。秋葉原っぽい見た目も好きです。
Ovaltone
優しいトレモロでNutubeの良さがとても出ていました。歪み系が多い中、トレモロでの応募で素晴らしいと思いました。
MASF
Nutubeの真空管らしさと、従来のそれとは違う新しさを体感できる作品。勉強になりました。
コルグ
バイアスを揺らすトレモロの発想が秀逸です。周波数がもう少し高くまでいくともっと面白ですね。Nutubeの光具合も変わってNutubeでしかできないトレモロに仕上がっていました。
次点
Nuverdrive
小型で手軽に真空管の音が味わえる、ミニサイズのオーバードライブ。コントロールはGAINとVOLUMEのみ。NutubeのDC直結でPlate1Mの抵抗は良く考えられている。音量的にもうまい電圧で調整。コンパクトにまとめ、仕上がりもきれいな作品。
エンドウ.
シンプルなオーバードライブ回路の真ん中に設けられた+H1:K19回路ですが、その接続方法がちょっと面白い。KORGの人も「こう来たか」と唸っていました。やはり小さな筐体に収めるのは今風で良いですね。
MASF
先ほどと同じく小型タイプながらも音のキャラクターが全然違くて面白い。お気に入りです。
Ovaltone
シンプルな回路で良質な結果を得ていてとても素晴らしいと思いました。ルックスもキャッチーで素晴らしいです。
コルグ
NutubeのDC直結でPlate1Mの抵抗は良く考えられています。音量的にもうまい電圧で調整したんだと思います。コンパクトにまとめ、仕上がりもきれいでした。
次点
Versatile Nutube Driver
ザクザク歪ませられる、回路規模の大きなハイゲイン・ペダル。音色範囲が幅広く、コントロールの効きも良く、色々なセッティングを 試したくなる万能型のエフェクター。
エンドウ.
ザクザク歪ませられる、わりと回路規模の大きいハイゲインペダル。とにかくトーンコントロールの効きが良くて色々なセッティングを試したくなる万能型。中身もかっこいい。ちょっとノイズが多いので最初にバッファを入れましょう。
MASF
歪みまくりなディストーションで最高の1台。プリ/アクティブのトーンで音を作り込めるってのもめちゃ好みです。
Ovaltone
これはルックス、サウンドを含めて個人的に大好きです。ゴツい!
コルグ
素晴らしいハイゲインに仕上がっています。音色範囲も幅広くよくできています。
Two-sided
「Pre」「Drive」の2つのモードを搭載したドライブ・ペダル。「Pre」はNutube回路のみ、「Drive」はIC+Nutube+コントロール回路という構成。エフェクト・バイパス音もあえてNutubeを通し、原音との変化を楽しむことができる。
エンドウ.
あえてエフェクトバイパス音もNutubeを通すことで原音とは違う音になっているようでこの辺りの強制的な主張は嫌いではありません。増幅の大半をOPで行っているのでもう少しNutubeに依存してもよかったかも。トーレックスを貼った見た目が好きです。
MASF
バイパス状態でもNutubeを通るので、製作者の「この素子の音が好き」という意思が感じられる。
Ovaltone
アンプライクな正統派サウンドだと感じました。安心して使えそうだと思いました。
コルグ
Nutubeの音色の良い部分をうまくまとめた音作りになっています。音色に好感が持てました。ケースの細かい仕上げも秀逸でした。
SAZABI (仮)
「バラードでも使える」をコンセプトに、歪むか歪まないかの境目を狙ったベース・オーバードライブ。シンプルながら、輪郭のある音がスラップにも最適。オンにした時のアクリル端面が光る仕掛けも秀逸。ノイズ対策も良くできている。
エンドウ.
今回少なかったベース向けペダル。シンプルな回路ながら、スラップした時のバキバキ感が気持ちよかったです。光るアクリル板も含め、全体の見た目がとても綺麗でした。
MASF
ゲインは高くできない代わりにとても繊細な響きで、製作者の音へのこだわりを感じる。
Ovaltone
筐体の影響からか、透明感の高い良質なサウンドだと感じました。コンセプトのベースオーバードライブとして優秀であると思いました。
コルグ